心臓を強化する呼吸法

心臓病の原因の一つとして考えられるのは、心筋の衰えによる心臓のポンプ機能の低下です。心臓が1分間に拍出する血液の量はおよそ5リットルと言われ、人間が生きている限り動き続け、毎分5リットルの血液を拍出し続けています。毎分5リットルという大量の血液に運ばれた酸素や栄養によって、我々の体は維持できるのです。

心臓のポンプ機能が弱まり、全身に血液を効率良く送れなくなったらどうなるかというと、動悸や息切れ、むくみなどの症状が現れます。この症状は、以前、心不全の項目で説明しましたのでご確認下さい。もしこのような症状が出た場合は、すぐに循環器科の診察を受けてください。

さて、今回のテーマは心臓を強化するという事です。心臓の強化というのは、心臓のポンプ機能の強化と言い換える事が出来ます。そもそも、心不全などの心臓の病気の原因は、心臓のポンプ機能の衰えで発生する事が多いので、心臓のポンプ機能を強化させる事が心不全を防ぐ対策になるわけです。

心臓のポンプ機能を強化させるには、酸素をたくさん取り込む事が必要です。全身の隅々までに酸素が行き渡るように、深く呼吸をする事が望まれます。そのため、意識的に深呼吸を行うと良いでしょう。健康雑誌『わかさ』2009年10月号に、心臓のポンプ機能を鍛える呼吸法が載っていましたが、その方法は、片方の鼻だけでゆっくりと深呼吸をするというものでした。口で呼吸をするとどうしても呼吸が浅くなりがちですが、鼻で呼吸をすると口よりも深く酸素を取り込めるとの事です。

心臓の強化をしようとして急に運動を始めようとする人も多いですが、運動の習慣の無い方が急に運動をすると心臓に負担がかかり危険です。まずは簡単に、深呼吸で心臓のポンプ機能を鍛えるところから始めてみてください。