心臓を強化する筋力トレーニング

心不全などの心臓の病気の原因は、心臓のポンプ機能の衰えによるところが多く、心臓のポンプ機能を取り戻す事が、心臓病の予防につながるという話を前回しました。また、その対策の一つとして、酸素を全身に行き渡らせる事が大切だという話も前回しました。今回はその続きです。

酸素を全身にしっかりと行き渡らせる事は、人間が体を維持する上で大変重要ですが、深呼吸をしようと思っても、「吸うための筋力」が弱まっている為に、十分な酸素を取り込めないという方も中にはいるのではないでしょうか。

深呼吸をして使われる筋肉は、肋間筋や横隔膜という呼吸筋です。これらの筋肉は人間が呼吸をする上で重要な役割をする筋肉ですが、普段から運動や深呼吸をしない人は、これらの筋肉が衰えています。それにより、酸素や二酸化炭素のやり取りが不十分な可能性があります。

そこで、これらの呼吸筋、つまり、肋間筋や横隔膜を鍛えようというのが今回のテーマです。肋間筋や横隔膜なんてどうやって鍛えるんだと疑問に思うかもしれませんが、ちゃんとこれらの筋肉を鍛える方法があります。それが、健康雑誌『わかさ』2009年10月号にも紹介されていた「肩を上げ下げする方法」です。

椅子に腰掛け、両肩を上に上げながら息を鼻からゆっくり深く吸い込み、肩を下げる時に息をゆっくり鼻から吐きます。この呼吸筋トレーニングを続ければ、次第に肋間筋や横隔膜が鍛えられ、酸素を効率良く全身にめぐらせる事ができるようになってきます。2ヶ月続けて息切れや高血圧が改善されたという方もいるようです。

ご自宅や職場で簡単に出来る方法なので、是非意識して日々の生活に取り入れてみてください。もちろん私も毎日やっています。